お疲れ様です、田村です。
Wyse 3040とantiX Baseで動かしている壁掛けHTML時計は、表示自体は安定したのに、時刻が約40秒ずれていました。前の記事では未解決のまま書いています。その後、antiXのパッケージインストーラからchronyを入れたところ、時計の時刻が直りました。
今回は時計の時刻だけを直したかったので、途中で案内されたシステム全体のアップグレードには進みませんでした。どこを選び、何を見て直ったと判断したかを残します。
時計は動くのに、時刻だけずれる
壁掛け時計の画面は出ていて、Wyse 3040も以前のスティックPCより安定して動いています。困っていたのは表示そのものではなく、スマートフォンの時計と比べると約40秒ずれていたことです。
前の記事を書いた時点では、ずれの原因も直し方も確定していませんでした。そこで今回は、まずPC側の時刻同期を試すことにしました。HTML時計の表示をいじる前に、土台となる時刻を確かめたかったからです。
全体更新には進まず、chronyを個別に入れた
作業中、パッケージ管理の画面には266件のアップグレードが表示されました。ただ、今回は時計の時刻を確認する作業です。全体更新は保留し、antiXのコントロールセンターから個別のソフトを探せるパッケージインストーラへ進みました。
そこでchronyを検索し、「Install package chrony」を選んでインストールしました。貼り付けられた作業記録には、完了画面でStarting time daemon: chronyd.と表示されたとあります。chronydはシステム時計を同期するためのプログラムです。antiXの画面構成や表示文は、使っている版によって違う可能性があります。
ここで大事だったのは、アップグレードの件数に引っ張られず、今回の目的を「時計の時刻を直すこと」に絞った点です。もちろん、保留した更新が不要になったという意味ではありません。更新は別の作業として扱います。
壁掛け時計に戻ると、時刻が直っていた
インストール後に普段の壁掛け時計へ戻り、スマートフォンの時刻と見比べました。私はその場で「もう時刻が修整されてる」と確認しています。前に気になっていた約40秒のずれは、この時点では見えなくなりました。
chronydの起動表示と時刻の変化は確認できましたが、同期先や補正量をコマンドで記録したわけではありません。そのため、「原因は必ずchronyの未導入だった」「どの環境でも同じ操作で直る」とは言い切れません。私の環境では、chronyを入れた後に時計が正しい時刻を示すようになった、という結果です。
次に確認するのは、再起動後の状態
今回確認したのは、インストール直後の補正までです。再起動してもchronydが起動し、時計の時刻が保たれるかは、まだ確認結果を残していません。常時表示の時計として使うなら、ここは別に確かめる必要があります。
また、以前からときどき表示される「更新情報のような画面」は、今回の時刻ずれとは別の問題です。chronyの導入で消えたとは確認していません。
同じように時計がずれているなら、画面の表示だけでなく、まずPC本体の時刻と、時刻同期用のサービスが動いているかを分けて見てください。antiXには個別ソフトを入れるためのパッケージインストーラがあり、chronyの公式資料ではchronydがシステム時計の同期を担うと説明されています。操作後は実際の時計を見比べ、再起動後にも確認すると、どこまで直ったかを判断しやすくなります。
参考: antiX FAQ/chronyd公式説明