ネット銀行を選ぶとき、「SBI新生銀行」と「住信SBIネット銀行」のどちらをメインバンクにすべきか迷う方は多いのではないでしょうか。本記事では、SBI証券との連携機能・手数料・ATM利用・最新動向を中心に、両行の特徴を分かりやすく整理しました。
どちらを資産管理の中心「ハブ銀行」として選ぶべきかの判断材料としてお役立てください。


調べたきっかけ

住信SBIネット銀行がNTTドコモの連結子会社になったというニュースを見て、
急いでSBI新生銀行に乗り換えた方がいいのか?
SBI証券は今後、住信SBIよりもSBI新生銀行を優遇するのか?
と気になったのがきっかけです。

普段からSBI証券と連携して使っているので、将来的に使い勝手が悪くなったり、優遇サービスが減ったら困る…と思い、今回しっかり調べてみました。


1. ハブ銀行としての基本機能を比較

ネット銀行の利用で最も重要なポイントは振込・ATMの利便性と手数料です。SBI新生銀行と住信SBIネット銀行はどちらも優れていますが、方向性が異なります。

SBI新生銀行:振込・ATM利用の手軽さ

  • SBI新生コネクト設定だけで他行宛振込手数料が月10回無料
  • 28歳以下や60歳以上はダイヤモンドステージ適用で月50回無料
  • 預金残高100万円以上でコンビニATM出金が無制限無料(シルバーステージ以上)。

住信SBIネット銀行:多機能かつスマートな運用

  • ランク制「スマプロランク」により振込・ATM無料回数が変動。
  • スマホアプリの「アプリでATM」を使えばランクに関わらず手数料無料。
  • 目的別口座で資金を分けて管理できるのが便利。

2. SBI証券との連携で大きく異なるポイント

住信SBIネット銀行:SBIハイブリッド預金でシームレスな投資

SBIハイブリッド預金は銀行残高がSBI証券の買付余力に自動で反映されます。株価急変時でも即座に投資できるのが大きなメリットです。

SBI新生銀行:積立中心の資産形成向け

SBI新生コネクトでは投資信託積立資金の自動入金は可能ですが、買付余力の自動反映はありません。スポット購入時にはリアルタイム入金が必要です。

※両サービスは排他的です。連携先を変更する場合は、既存設定の解除が必要です。


3. 最新動向・ドコモ連携・即PAT対応

  • 住信SBIネット銀行はNTTドコモが子会社化。dポイントやd払いなどドコモ経済圏との連携が進んでいます。
  • SBI証券との連携は今後も継続されることが公式発表されており、投資家にとっても安心です。
  • 競馬ファン注目:住信SBIネット銀行はJRA「即PAT」に対応、SBI新生銀行は非対応。

4. SBI新生銀行と住信SBIネット銀行の比較表

サービス内容 住信SBIネット銀行 SBI新生銀行
SBI証券との連携 ◎ SBIハイブリッド預金
(預金残高が自動反映
◯ SBI新生コネクト
(積立は自動入金可だが買付余力自動反映なし
ドコモ経済圏 ◎ dポイント・d払い連携強化 △ 特になし
他行宛振込手数料 ◯ 月1〜20回無料(ランクによる) ◎ 月10〜50回無料(条件達成で上限大)
ATM手数料 ◯ 月2〜20回無料(アプリATMで無制限) ◎ コンビニATM無制限無料(シルバーステージ以上)
特徴 投資家・ドコモユーザー向け ハブ銀行としての利便性重視

5. まとめ:今すぐ乗り換えは必要?

今回の比較を踏まえた結論はシンプルです。

  • いますぐ住信SBIネット銀行からSBI新生銀行へ乗り換える必要はなさそう
  • むしろ現時点では住信SBIネット銀行の方がメリットを享受できる状況が多い

特にSBI証券とSBIハイブリッド預金の連携は強力で、株式や投資信託の買付余力が自動反映される利便性は捨てがたいです。ドコモ経済圏のポイント連携もあり、まだまだ住信SBIネット銀行を使い続けるメリットは大きいと感じました。

結論:このまましばらく住信SBIネット銀行を使い続けます。